建築設計工房 グラスランチハウスの中村です。
皆さんは、家づくりする際に生活動線を意識していますか?
快適な家づくりをするためには、広さよりも動線の考え方が大切です。
生活動線には、「家事動線」「衛生動線」「通勤動線」「来客動線」などがあります。
それぞれの意味を知り、意識をすることで、家族みんなが暮らしやすい間取りを叶えることができます。
そこで今日は、生活動線についてお話していきます。

〈目次〉
1.動線について
1-1.動線とは
1-2.いろいろな種類の動線
2.生活動線3つのポイント
2-1.無駄のない動線づくりをしよう。
2-2.プラスで回遊動線のことも考えると◎
2-3.使い勝手とプライバシーの両立
3.生活動線以外で気を付けたい3つのポイント
3-1.自分の暮らしに合った間取りを考える
3-2.なるべく家事動線を優先する
3-3.収納、窓の位置、コンセント位置は慎重に!
4.まとめ

1.動線について
1-1.動線とは
動線とは、文字通り「動く線」のことを指します。
住宅の間取りにおいては、家の中を動く際の流れ、つまり、生活動作のパターンを示す線のことを指すため、重要視されています。
1-2.動線のいろいろな種類
間取りを考える時にもっとも重要視していただきたいのは、生活動線です。
生活動線とは、家の中で生活をしている人が、家の中を移動する時に通るルートのことです。
生活動線は、主に4種類の動線に分けられています。
《家事動線》
家事をする人が、無駄な動きをすることなく移動するための動線のこと。
家事動線の設計に失敗すると無駄な動きが多くなり、日常的な家事をするだけでも疲れやすくなってしまうため、重要なポイントとなります。
《衛生動線》
衛生動線とは、レストルームや洗面室、浴室など衛生面に関する動線のこと。
使い勝手とプライバシーの両方を意識するのがポイントです。
《通勤動線》
朝起きて、仕事や学校に行くまでに通る動線のこと。
朝は、家族みんなが出かける準備をするからこそ洗面台を広めに設けたりなど、家族で話し合うのがおすすめです。
《来客動線》
来客が玄関から客間までを移動するルートのこと。
生活動線や衛生動線と重ならないことが大切です。
例えば、玄関にレストルームを設けると、来客中はレストルームに入りにくくなります。
また、来客者が洗面台を使う際に、キッチン・脱衣室など、プライベートな部分が見えないよう間取りを考えましょう。
2.生活動線3つのポイント
2-1.無駄のない動線づくりをしよう。
動線を考えるうえで、本当に必要かその都度考えるようにしましょう。
何でもかんでも動線をつくると、無駄な動線になってしまい、かえって生活しにくくなりかねません。
2-2.プラスで回遊動線のことも考えると◎
回遊動線とは、家の中に行き止まりがなく、スムーズに移動できる動線のことです。
回遊動線をきちんと考えることで、より生活しやすくなります。
2-3.使い勝手とプライバシーの両立
建築士や設計担当者が、お施主様に「どんな暮らしをしたいですか?」と聞き、お施主様の要望をふまえて間取りの設計をしていきます。
その際に要望を細かく伝られると更に良いです。
例えば…「家族で楽しく暮らしたい」ではなく、「寝室や子供部屋は多少狭くても良いから、家族が集まるリビングを広くしたい」など
より明確に伝えるようにしましょう。

3.生活動線以外で気をつけたい3つのポイント
3-1.自分の暮らしに合った間取りを考える
皆さんファッションや持ち物など、流行りのものだからということで、身に着けることありますよね。
家づくりでも、流行りのものはあります。
今人気だからではなく、ご自身の理想の家づくりに必要か一度考えてみてください。
3-2.なるべく家事動線を優先する
家事動線の良い間取りは、余計な時間やストレスを減らしてスムーズに家事を行うことができます。
\point☝/
それぞれの水回りの距離を短くすると、より家事動線の良い間取りに仕上がります。
3-3.収納、窓の位置、コンセントの位置は慎重に!
収納は、多いから良いわけではありません。
きちんと用途にあわせて設けましょう。
窓の位置に関しては、設計士さんにお任せするのが◎
なぜなら、通気性などいろいろ考慮して窓の位置を決めているからです。
コンセントの位置は、悩んだら設置しておきましょう。
また、家具などをどこにおくかイメージしてコンセントの位置を決めると、後悔しにくいです。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
生活動線の大切さお分かりいただけましたでしょうか。
動線計画をしっかりと行いたい場合は、
①ご家族でまず家づくりの優先順位を決める
②無駄のない動線づくりをする
③実際の生活をイメージする
動線計画を考えている方は、是非ご参考にしてみてください。


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