八千代市・工務店 グラスランチハウスの中村です。

システムキッチンを選ぶとき何を重要視していますか?
使い勝手、お手入れのしやすさ、見た目など・・・色々なご要望がありますよね。
キッチンは、基本的に毎日使う場所です。
だからこそ、慎重に選びたいというお客様が多いです。

そこで今日は、システムキッチンの失敗しない選び方を種類と特徴を併せてご説明します。




〈目次〉

1.有名なワークトップの種類
(ワークトップ:シンクからコンロまでの調理台の上に乗せてある作業板)
1-1.ステンレス
1-2.人工大理石


2.それぞれの素材の特徴
2-1.ステンレスのメリット・デメリット
《メリット》
・耐久性・耐熱性が優れている
・比較的安価で採用しやすい
・お手入れがしやすい

《デメリット》
・表面にキズがつきやすい
・表面に水垢ができる
・もらい錆びをする可能性がある

2-2.人工大理石のメリット・デメリット
《メリット》
・表面に凹凸がない
・水垢が目立ちにくい
・好きなカラーが選べる

《デメリット》
・耐熱性が低い
・耐久性が低い
・汚れやキズがつきやすい

3.システムキッチンの選び方ポイント

3-1.キッチン作業の効率化
3-2.システムキッチンのサイズとレイアウト
3-3.お手入れのしやすいキッチン素材

4.まとめ





1.ワークトップの種類

1-1.ステンレス素材
ステンレス素材は、昔からシステムキッチンで使用されている素材です。
お手入れがしやすく耐久性や耐熱性に優れているのが人気の理由の一つです。
また定番のシンク素材なので、いろんなメーカーで取り扱っており価格も比較的安価なものが多いです。

ステンレスのシステムキッチン




1-2.人工大理石
人工大理石とは、ポリエステル樹脂やアクリル樹脂を主成分として形成されたものです。
大理石のように見えますが、実際はすべて樹脂でつくられています。
色やデザイン性が豊富なシステムキッチンのため人気です。

人工大理石のシステムキッチン




2.それぞれの素材の特徴


2-1.ステンレスのメリット・デメリット

《メリット》
・耐久性・耐熱性が優れている
ステンレスは耐久性の高い金属です。
衝撃にも強いので、重たい鍋や、フライパンを強く置いても割れる心配はありません。
また、耐熱性も優れているため、熱い鍋やフライパンを置くことも可能です。

・比較的安価で採用しやすい
昔からある素材なので、比較的安価な種類です。
安価な種類のため、住宅設備の標準装備になっていることが多いです。

・お手入れがしやすい
ステンレスは、汚れが浸み込みにくい素材です。
もし汚れてしまっても、中性洗剤をつけて軽くこすると、簡単に落とすことができます。

\Point☝/
焦げつきなどの頑固な汚れがついてしまった時は、メラミンスポンジで優しくこすってみましょう!


《デメリット》
・表面に傷がつきやすい
衝撃には強いですが、長年使い続けていると
銀色の光沢が失われてしまい、表面に細かいキズができる可能性があります。

・表面に水垢ができる
ステンレスは、水垢の跡が残りやすい素材です。
水滴が残らないようにこまめに拭くことが大切。
もし水垢ができてしまっても、早いうちであれば研磨剤のスポンジや酸性の洗剤で簡単に落とすことができます。

・もらい錆びをする可能性がある
ステンレス自体は、錆びにくい性質ですが
鍋やフライパンなどについた錆が移ってしまうもらい錆びには要注意です。

\Point☝/
鍋や缶などを放置すると、もらい錆びすることも・・・
掃除しても中々落ちないこともあるので、ワークトップに置く際には気を付けましょう!


2-2.人工大理石のメリット・デメリット
《メリット》
・表面に凸凹がない
ステンレスの表面は、凹凸加工になっていますが、人工大理石の表面は平らです。
凹凸に汚れが入ってしまうことがないので、お手入れしやすいと感じる方が多いです。

・水垢が目立ちにくい
選択するカラーや柄によって異なりますが、人工大理石のワークトップは水垢が目立ちにくいです。
もし水垢がついてしまった場合は、放置せずにすぐに拭き取りましょう。

・好きなカラーが選べる
人工大理石には、白以外にも、黒やグレー系、ベージュ系などの様々なカラーを選ぶことができます。

\Point☝/
白以外のカラーを選ぶと汚れが目立ちにくくなります。
黒系のカラーを選ぶと水垢が目立ちやすくなるので注意しましょう。


《デメリット》
・耐熱性が低い
人工大理石は、熱に弱いです。
熱い鍋やフライパンを天板の上に置くと割れてしまうことも・・・

・耐久性が低い
ステンレスと比べると耐久性が低いです。
また重いものを落とすと、天板が割れる可能性もあるので気を付けましょう。

・汚れやキズがつきやすい
ステンレスと比べると、汚れがつきやすく目立ちやすいです。
また、長年愛用していると、細かいキズがつきます。
キズに汚れが入ってしまうため、天板が黄ばんでみえることがあります。






3.システムキッチンの選び方ポイント


3-1.キッチン作業の効率化
家事をラクに、そして時短になる使い勝手の良さをシステムキッチン選びで重視される方が多いです。
また、使い勝手の良いキッチン素材やタイプを選ぶと、作業効率が良くなります。

作業効率の良いキッチンとは?
・調理の流れを考えた配置にする
キッチンの中では・・・
冷蔵庫から食材を取り出す→洗う→切る→加熱する→配膳といった作業が行われます。
つまり、この作業がしやすいキッチンが使い勝手の良いキッチンにつながります。
上記の作業がしやすいように、キッチン内の動線を考えて配置すると
作業効率が良くなり、使い勝手の良いキッチンになります。


3-2.作業しやすいキッチン選び

◇キッチンサイズの場合
①使いやすいワークトップの高さ(床から天板までの高さ)
「身長÷2+5㎝」といわれています。
例:20代、30代の女性平均身長158.9㎝
(スリッパを履いた場合:身長160㎝と考える)
計算方法:160㎝÷2+5㎝=85㎝

②現在のキッチンのサイズを測る
現在のキッチンのサイズを測ることで、
「ここのスペースは広くしたい」
「ここはこのままのサイズがいい」など、見えなかったところもみえてきます。

レイアウトの場合
ワークトライアングルがオススメ
ワークトライアングルとは・・・
「水まわり「火まわり」「冷蔵庫」の3点がトライアングル(三角形)になるようにすること。
3点の三角形が正三角形に近いほど、作業効率が良くなります。

オススメの距離間
・シンク↔コンロ:120~180㎝
・コンロ↔冷蔵庫:120~270㎝
・冷蔵庫↔シンク:120~210㎝
この3辺の合計が3.6~6.6m(360〜660cm)の範囲になるように設計するのがオススメです。
シンク・コンロ・冷蔵庫の3点の距離が適切だと、時短動線になり作業のしやすさが格段に上がります。


3-3.お手入れのしやすいキッチン素材
ワークトップ・シンク:ステンレス
壁材:キッチンパネル
コンロ:ガスコンロよりもIH
レンジフード:自動洗浄機能付き・ノンフィルター

あくまでもオススメの素材ですので、目安として考えてください。
ご自身の希望に合った素材を選びましょう。


4.まとめ

いかがでしたでしょうか?
システムキッチンにも色々なタイプや種類、デザインがあります。
システムキッチンの選び方で一番大切なのは「使い勝手の良さ」です。
ご自身の要望にあったシステムキッチンを選んでください。
また要望の中でも、何を優先するのか、決めてから選択するのがオススメです。








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